私たちの生活、ひいては日本全体の経済を支えているといっても過言ではない物流業界。
近年ではネットショッピングの市場の拡大によりその需要は年々増加の一途をたどっています。
一方、物流業界の課題として挙げられるのが働き手の不足と労働環境の改善です。
そこで現在は生産性改善や効率化を求め、物流業界全体でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推し進めています。
今回はDXを推し進め、将来の物流業界をITやデジタルで支えるSaaS企業を7社紹介いたします。
1.株式会社kikitori – nimaru –
出典元:https://kikitori.jp/
株式会社kikitoriは農産物物流特化型システムの「nimaru」の開発・販売を行っています。
「nimaru」は流通現場における集荷や販売連絡の際に使用する電話・FAXなどのアナログなやり取りを効率化するためのシステムです。
また小売事業として、文京区を中心に「青果店八彩(YASAI)」を」3店舗、果物を使ったジュースを販売するお店「KAJITSU」の合計4店舗の運営も行なっています。
- 代表者 : 上村 聖季(代表取締役社長)
- 設立 : 2015年3月27日
- 資本金 : 89.25百万円(2021年6月時点)
- 事業内容 : 農産物物流特化型SaaSである「nimaru」の運営/情報システム設計・開発/青果店及び加工販売店舗の運営
- 参照URL : https://kikitori.jp/#company
2.株式会社ライナロジクス – LYNA –
出典元:https://lynalogics.com/
主に「LYNA」という自動配送システムの開発・販売を行っている株式会社ライナロジクス。
AI技術を使い、物流業界の課題である最適な配送計画を算出することで物流現場に効率化をもたらしているのが特徴です。
- 代表者 : 朴 成浩(代表取締役)
- 設立 : 2000年5月9日
- 資本金 : 61,000千円(2020年4月1日現在)
- 事業内容 : スケジューリング・システムの研究・開発/配送に関するコンサルティング/ITシステムの導入支援
- 参照URL : https://lynalogics.com/company/outline/
3.株式会社Azoop – トラッカーズオークション –
出典元:https://azoop.co.jp/
株式会社Azoopは商業者流通DX事業、運送業務DX事業、HR事業、物流M&A事業を行っている企業です。
株式会社Azoopの社名であるazoopには「すべて(A~Zの人々(People))の可能性を無限にする」という意思が込められています。
なかでも商業者流通DX事業の「トラッカーズオークション」は全国の中古車販売業者がオークション形式で商用車を買取するサービスで、業界で注目を集めています。
- 代表者 : 朴 貴頌(代表取締役/CEO)
- 設立 : 2017年5月15日
- 資本金 : 47,100万円(資本準備金含む)
- 事業内容 : はたらくクルマのブランド「トラッカーズ」の各種サービス企画・開発及び運営
- 参照URL : https://azoop.co.jp/company
4.トラボックス株式会社 – トラボックス –
出典元:https://www.trabox.ne.jp/
物流ネットワークの「トラボックス」を運営しているトラボックス株式会社。
「トラボックス」はインターネットで荷物を運んでほしい荷主と運びたい運送会社をマッチングさせるシステムです。
また契約体系をサブスクリプション契約で行っているのも大きな特徴といえるでしょう。
- 代表者 : 片岡 慎也(代表取締役社長)、吉岡 秦一郎(代表取締役会長)
- 設立 : 2000年3月3日
- 資本金 : 1000万円
- 事業内容 : 物流ネットワーク「トラボックス」の運営/ホームページ、電子メールによる広告事業
- 参照URL : https://www.trabox.ne.jp/corporate/gaiyoyakuin.html
5.株式会社Hacobu – MOVO –
出典元:https://movo.co.jp/
株式会社HacobuはIoTを活用した物流効率化サービスを運営する会社。
主力サービスの「MOVO(ムーボ)」によりパソコンやモバイル端末を利用した積み下ろし場の予約や、トラックの入場受付、配送のマッチングが可能です。
また株式会社Hacobuが提供する車載専用端末とシステムを併用することで、車両位置のデータを基に、動態管理ができるサービスも提供しています。
株式会社Hacobuのソリューションを使用した物流会社やトラックドライバーからは長時間の労働時間が改善したと好評を得ています。
メンバーに年齢や性別は関係がなく、多様なバックグラウンド持つ個性豊かな面々が活躍している企業です。
- 代表者 : 代表取締役社長CEO 佐々木 太郎
- 設立 : 2015年6月30日
- 資本金 : 約25億円(資本準備金含む)
- 事業内容 : 物流向けアプリケーション及びハードウェアの開発・販売
- 参照URL : https://movo.co.jp/
6.CBcloud株式会社 – PickGo –
出典元:https://cb-cloud.com/
配送希望の企業とフリーランスドライバーのマッチングサービス「PickGo(ピックゴー)」を運営するCBcloud株式会社。
「PickGo」は、主に軽貨物に強みを持つマッチングプラットフォームで小型・軽貨物だけではなく、大型トラックの配送まで領域を拡大しています。
また宅配・運送業者の業務を支援するシステムの「SmaRyu(スマリュー)」や、買い物代行サービス 「PickGo 買い物代行」のサービスも開始しました。
メンバーの年齢層は20~30代が多く、大企業やベンチャー、公務員出身者など多様なバックグラウンドを持ったメンバーが在籍しています。
- 代表者 : 松本 隆一
- 設立 : 2012年5月
- 資本金 : 17億70百万円(資本準備金含む)
- 事業内容 : 配送クラウドソーシング事業
- 参照URL : https://cb-cloud.com/
7.株式会社Zenport – Zenport –
出典元:https://zenport.io/
株式会社Zenportは貿易業務のクラウドソフト「Zenport」を開発する企業です。
「Zenport」は、貨物のトラッキングや受発注・在庫管理、データ分析、貿易書類の管理など、貿易手続きのオールインワン機能を搭載。
業務量の50%を占めることもあるエクセルの更新や共有業務にも臨機応変かつ的確に対応し、ストレスフリーな輸入業務をサポートしてくれます。
メンバーにはアメリカやフランス、ベトナム、中国などから国際色豊かな面々が集結。固定観念にとらわれない多様性かつオープンなオフィス環境です。
- 代表者 : 加世田敏宏、太田文行
- 設立 : 2015年7月
- 資本金 : 1億1千万円
- 事業内容 : 貿易業務のオープンプラットフォーム「Zenport」の提供
- 参照URL : https://zenport.io/home%20screen
いかがでしたでしょうか。
DXが進む物流業界向けのSaaS企業は今後も特に成長をしていく土壌があり、その中でも特に注目度の高いSaaS企業を中心に紹介させていただきました。
今後も同業界に関する情報を発信してまいりますので転職先の候補としてご検討いただければと思います。
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