私たちの生活になくてはならない穀物や野菜を育てる農業や漁業などの一次産業。
一次産業は自然を相手にするため高度な知識と技術と経験が求められる業界であり、日本が先進国に仲間入りして以降人手不足がこの業界では大きな問題となっています。
また昨今は農業・漁業を営む経営者が高齢化しており、後継者探しも課題視されています。
このように人手不足・後継者探しに問題を抱える農業・漁業において、SaaSを活用した次世代型の農業や漁業が登場し注目を集めています。
ここでは、人手不足で苦しむ農業・漁業をITの力で救うSaaS企業を4つ紹介します。
1.株式会社Agrihub – Agrihub –
出典元:https://www.agrihub-solution.com/
株式会社Agrihubは個人農家向けアプリケーション「Agrihub」をリリースした企業で、東京都調布市に事業所を構えています。
元エンジニアの農家が開発したAgrihubは畑管理に役立つ便利なツールを搭載したサービスとして農家の作業効率化や情報管理をサポートしています。
農薬検索機能を始めとする散布管理、農業日誌、売上管理とこれら全てを管理できる注目のアプリケーションです。
- 代表者:伊藤 彰一
- 設立:2020年1月
- 資本金:非公開
- 事業内容:農業活動を支援する農作業管理アプリの開発・提供
- 参照URL:https://www.agrihub-solution.com/
2.株式会社ファームオーエス – AGRIOS –
出典元:https://farmos.jp/company/
株式会社ファームオーエスは「農業の世界に新しい風を起こそう」をコンセプトにITの力を農業に取り入れようとしている神奈川県の企業です。
農家の人たちがもつ農業のノウハウ・生産技術に組織作りやマーケティング、データ分析といった技術を取り入れるためのプラットフォーム、「AGRIOS」を提供しています。
農業経営のコンサルティング事業も行っており、農場を立ち上げる新規参入農家から経営課題を抱える既存の農家までサポートするサービスも展開しています。
- 代表者:井出 寿利
- 設立:2018年5月
- 資本金:非公開
- 事業内容:農業経営の生産性を向上させるプラットフォームの提供
- 参照URL:https://farmos.jp/
3.株式会社ライトハウス- ISANA –
出典元:https://lighthouse-frontier.tech/
株式会社ライトハウスは「ISANA」という漁撈機器で、漁業の世界にITを提供する福岡県の企業です。
ISANAの導入により
「漁獲記録機能」
「過去の操業の情報の管理」
「他の船の位置をマップ機能で共有」
「ソナーと魚探の映像、船上の映像をリアルタイムで共有」
といった機能が利用でき、業務の効率化をはかることができます。
- 代表者:新藤克貴
- 設立:2017年9月4日
- 資本金:非公開
- 事業内容:漁業活動を支援するプラットフォームの提供
- 参照URL:https://lighthouse-frontier.tech/
4.株式会社オーシャンアイズ – 漁業ナビ –
出典元:https://oceaneyes.co.jp/
株式会社オーシャンアイズは水産・海洋産業を支援する企業で、京都に本社を構えています。
提供しているサービス「漁場ナビ」は、漁場の決定に必要な情報をリアルタイムでお届けするサービスです。海水温や潮流の現況・予測を誰でも簡単操作で運用できます。
また「SEAoME(しおめ)」という海面養殖業、行政機関、沿岸漁業者向けのサービスも提供しています。
こちらは14日先までの海況予測情報の提供を行い、養殖のリスク回避、海況の将来予測、定置網・沿岸漁業位置決定支援を実現しています。
- 代表者:田中裕介
- 設立:2019年4月1日
- 資本金:2,348.5万円
- 事業内容:海洋に関するデータの解析・提供
- 参照URL:https://oceaneyes.co.jp/
いかがでしたでしょうか。
人手不足など課題を抱える一次産業向けのSaaS企業は今後も特に成長をしていく土壌があり、その中でも特に注目度の高いSaaS企業を中心に紹介させていただきました。
今後も同業界に関する情報を発信してまいりますので転職先の候補としてご検討いただければと思います。
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